船橋市・習志野市を中心に活動している「おうちさがし専門館」です。
今回は、カンタンにできる間取りの変更について、ご説明いたします。
住宅の構造は大きく分けて2種類
住宅の構造は、大きく分けて2種類あります。一つは柱構造、もう一つは壁構造。
柱構造は柱で重量を受け取る構造になりますので、柱と柱の間の隙間は、耐震性を犠牲にしない範囲で、窓や壁などある程度自由になります。在来工法などはこの構造になります。
間取り変更が可能なのは、壁構造の住宅
一方、壁構造の場合、柱はないので室内への出っ張りがない代わりに、壁全体で重量を支えますので、大きな造作はできません。ツーバーフォー工法は典型的な壁構造です。
和室を洋室へなど、壁構造ならカンタン
間取りの変更など、比較的大規模なリフォームを考えた時に、比較的カンタンに対応できるのが、柱構造です。和室から洋室への変更も無理なく可能、2部屋を合体させ、4LDKを3LDKに変更も可能です。
一方、壁構造の場合、壁をいじることは住宅としての機能を損なう可能性が高いので、避けるべきです。荷重がかからない室内の壁であれば、撤去等できる可能性がありますが、建築士に確認が必要です。
壁紙の変更等の表層リフォームであれば、壁構造でも問題なく可能です。
マンションは多くが壁構造
次の例は、中古住宅を選ぶからにはリフォームも楽しみたいと考えていたOさんのケースです。Oさんが見つけたこの物件は、建築後に周辺の用途地域が第一種低層住居専用地域に変更になった物件で、周りが低い建物の中にぽつんと建っている、非常に眺望の良いマンションです。マンションは規模にもよりますが、多くが壁構造を採用しています。
駅から少し距離があるものの、その希少性からここ数年の取引事例を見ても価格が下げ止まっており、ご予算的にも最適な物件でした。
気に入らないところが一つもないリフォーム
Oさんの希望でリビングに併設されていた和室を間取り変更し、リビングを広くしつつ、ウォークインクローゼットを新設し、収納スペースも確保しました。


また、この間取り変更にともない、生活動線を考慮してお風呂と洗面の位置の入れ替えを行いました。

限られたリフォーム予算ながらも工夫して希望を実現。「気に入らないところが一つもない」と、思いどおりの仕上がりに大満足のOさんでした。
おうちさがし専門館では、リフォームを前提としたおうちさがしの要望にもお応えしておりますので、なんなりとお申し付けください。