土地の境界について

船橋市・習志野市を中心に千葉県で新築住宅・中古住宅・土地を販売・買取している「サワキタ不動産」です。
今回は、土地の境界線についてお話しします。

◆境界線、どうやって確認するの?

土地購入時に気にしなければならないことの1つに、土地の境界問題があります。どこまでが自分の土地で、どこからが隣の方の土地になるのでしょうか。
第一の確認方法は、現地の境界標です。

◆杭と鋲(びょう)

境界杭や境界鋲などがきちんと目視できるのかを確認する必要があります。場合によっては、境界標が地中に埋まってしまっている、工事の際に紛失してしまっている、といったこともあります。
もし境界標が確認できないようであれば、隣地の方と立会のうえ、境界標の復元が必要になります。

次に確認する方法は、法務局で公図・測量図を取得することです。
公図や測量図は、法務局に保管された土地の境界を示した地図になります。
ただ、こちらの資料に関しては、大昔に作成されたままになっていて現況と一致していない、ということもあります。
その場合には、改めて測量をして、地図を書き換える作業が必要になります。

◆境界がズレていたら

こうした確認の際に問題となるのが、現地の境界と地図上の境界がずれているケースです。ずっと自分の敷地だと思っていた土地が、実は他人の名義だった、ということもあります。
この場合には、当該土地を譲ってもらう、買い取る、などの解決方法を図ることになります。

しかし、中には話し合いでは解決できず、裁判などに発展してしまうこともあります。裁判になった場合の決着方法のひとつは、「時効による所有権取得」です。
民法では「善意・無過失で平穏かつ公然に10年間占有していた場合には、所有権を取得する」という規定があります。
「善意・無過失」とは、その土地が自分のものだと勘違いしたことに、悪気もなく過失もなかった、ということです。
例えば、購入した当時から自分の土地だと説明されていた、といったケースです。

◆裁判所の判断になる場合も

その他にも「平穏かつ公然」とした条件もありますが、こうした要件が証明できれば、裁判所に所有権を認めてもらうことができます。

ただ、こうした裁判は費用や時間もかかってしまいます。
出来る限り、関わりたくない事例ですね。
まずは、購入を検討する際に、しっかりと境界や地図を確認し、トラブルの要素が含まれない物件を見抜くようにしましょう。

物件ご購入、リフォームなどのご相談がありましたら、お気軽にサワキタ不動産までご相談ください。

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