内見に行こう
理想の暮らしをシミュレーション
「住んでみたら違った」を防ぐための、具体的なチェック術。
このページの要点
- 内見は「見学」ではなく「生活のリハーサル」。
- メジャーや水平器アプリなど「7つ道具」を持参する。
- 「変えられない部分(立地・構造)」を最優先に見る。
資金計画とリスクチェックが完了したら、いよいよ現物との対面です。
内見で重要なのは、ただ部屋を眺めるのではなく、「毎日の暮らしを具体的にシミュレーションすること」です。
1. 内見の準備:あると便利な「四種の神器」
手ぶらで行くのは厳禁です。効率よく確認するために、これだけは用意しましょう。
📏
メジャー
家具やカーテンのサイズ計測に必須。
📱
スマホ
写真・動画撮影や、水平器アプリで傾き確認。
📝
筆記用具
気になった点や質問事項をその場でメモ。
🔦
マグライト
床下や押し入れの奥を照らすのに便利。
2. 建物まわりのチェック(第一印象と利便性)
家の中に入る前に、まずは外側から「毎日の使い勝手」を確認します。
🚗 駐車場・駐輪場
- ✅ 駐車のしやすさ: 前面道路の幅は十分か? 何回切り返しが必要?
- ✅ ドアの開閉: 車を停めた状態で、ドアやトランクを開けられるか?
- ✅ 台数: 将来車が増えても大丈夫か? 自転車置き場はあるか?
🏡 外観・敷地
- ✅ 外壁の劣化: 大きなひび割れ(クラック)や汚れはないか?
- ✅ 境界: 隣家との境界(フェンス等)は明確か?
- ✅ 室外機・給湯器: 寝室の近くなど、騒音が気になる位置にないか?
3. 室内チェック(暮らしのシミュレーション)
「もし今日からここで暮らすなら…」と想像しながらチェックします。特に「コンセント」は盲点になりがちです。
🛋 リビング・ダイニング
- 手持ちのソファやテーブルを置いても狭くないか?
- コンセントの位置と数は十分か?(テレビ、PC、スマホ充電、掃除機)
🍳 キッチン(家事動線)
- 冷蔵庫・シンク・コンロの移動はスムーズか?
- ゴミ箱を置くスペースはあるか?
- 二人でキッチンに立ってもすれ違えるか?
🛁 水まわり
- 洗濯機置き場にドラム式は入るか?
- 脱衣所にタオルや下着を置く収納はあるか?
- 浴槽で足は伸ばせるか?
📦 収納・居室
- 掃除機や季節家電が入る収納はあるか?
- 子供部屋として将来使える広さか?
- クローゼットの奥行きは十分か?
4. 内見における最終判断の心構え
物件を見れば見るほど迷いが出てくるものです。そんな時は、以下の原則に立ち返ってください。
原則①:「変えられないもの」を優先する
初心者は内装に目を奪われがちですが、プロは立地と構造を見ます。
原則②:営業マンではなく「家」を見る
「営業担当が良い人だったから」で決めるのは危険です。
彼らはプロです。相性の良さと物件の良し悪しは切り離して、冷静に「家そのもの(資産価値・住環境)」を評価しましょう。
STEP 5:売買契約と融資申し込みへ進む ➡
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