船橋市習志野市を中心に千葉県で新築住宅中古住宅土地を販売買取している「サワキタ不動産」です。
今回は、注文住宅の工法について、ご説明いたします。
注文住宅を建てる場合、どの工法で建てるかは非常に重要な選択になります。
少し専門的な言葉も出てきますが建築をお考えの方は是非、知っておいて頂きたいと思います。
現在でも日本の注文住宅の半分以上の割合を占める木造住宅
それぞれの工法の特徴とメリット、デメリット等をまとめてみました。
◆在来軸組み工法
木材を加工して作られた土台や柱や梁などの構造材を、仕口と呼ばれる接合部を組み合わせ、金物などで繋げて構造体を組む工法です。
構造体は、筋交いや構造用合板や金物で補強します。
<工期単価>
一般的な30~40坪程度の2階建て住宅の場合、約5~6ヶ月です。
在来軸組み工法の坪単価は一般的に50~70万円が相場です。
<メリット>
- 設計の自由度が比較的高い
- 将来的に間取り変更がしやすい
- 化学物質を使わない家づくりが可能
- 木材の調湿効果が期待できる
- 木材の香りや温かみを楽しむことができる
- 柱、梁、小屋組みなどを見せるデザインができる
<デメリット>
- 災害に弱い
- 虫害が起きる
- 比較的耐久性に劣る
- 比較的耐火性に劣る
- 現場作業が多いため品質にばらつきが出やすい
■木造住宅の在来軸組み工法はこんな人におすすめ
- 住宅=木造だと決めている
- 木の温かみが好き
- 伝統工法や古いものが好き
- 家づくり中は職人との関わりも楽しみたい
- 自然派住宅を目指している
- 土砂災害や水害などの恐れが少ない
- 適切な時期に適切なメンテナンスを行うことができる
- リフォームで間取り変更がしたい
- 予算に限りがある
◆ツーバイフォー工法(2×4工法)
アメリカの住宅では9割を占め、2インチ×4インチ(5.08cm×10.16cm)の角材と、構造用合板を金物で接合して、壁用パネル床用・パネル屋根用パネルを作り、それぞれを組み合わせて箱状にし、空間を作る工法です。
ツーバイフォー工法以外にも、角材の大きさによってツーバイシックス、ツーバイエイトという工法もあります。
<工期単価>
一般的な30~40坪程度の2階建て住宅の場合、4~5ヶ月です。
ツーバイフォー工法の坪単価は30~60万円が相場です。
<メリット>
- 比較的コストがかからない
- 工期が短い
- 気密性が高い
- 比較的耐震性に優れる
- 比較的耐火性に優れる
- 断熱性に優れる
- 全館空調と相性がいい
- 工事が難しくない
- 品質にばらつきが出にくい
- 化学物質を比較的少なくした家づくりができる
<デメリット>
- 将来的な間取り変更などのリフォームが難しい
- 比較的耐久性は低い
- 虫害が起きる
- 大きな開口部が作りにくい
- 気密性が高いため防腐処理や結露対策が必要
■ツーバイフォー工法はこんな人におすすめ
住宅=木造だと決めている
洋風の外観が好き
木の温かみが好き
全館空調を行いたい
自然派住宅を目指している
土砂災害や水害などの恐れが少ない
適切な時期に適切なメンテナンスを行うことができる
予算に限りがある
次回は「住宅建築の工法を学んでみよう その2」をお届けします。