売却

土地の境界について

土地購入時、境界線の確認は重要で、最初に現地の境界標を確認し、不明な場合は法務局で公図・測量図を取得する必要があります。境界が実際の土地使用と異なる場合、解決策を模索するものの、場合によっては裁判となり、時効による所有権取得が争点となることも。トラブルを避けるためには、購入前に境界や地図をしっかり確認することが肝要です。

空き家にも可能性、思わぬ需要があることも

空き家の増加原因は主に相続にあり、資産性の低さから放置されがちです。しかし、企業による創意工夫で、リフォームや異なる用途提案により資産価値を維持する取り組みが行われています。空き家運用の実際の費用は想定よりも低く、運用に満足している所有者も多いことが調査で明らかになりました。

相続財産の評価価格にご注意

令和元年11月の東京地裁判決では、路線価に基づく相続財産の評価が不適切とされ、この判断は令和4年4月の最高裁判決で確定しました。このケースでは、路線価の約4倍の価格で購入された不動産の評価に関して、国税庁の不動産鑑定価格が採用され、相続税の申告漏れが指摘されました。この判決は、相続時の財産評価基準に大きな影響を与える可能性があり、相続税の算定基準の見直しが注目されています。

目に見えないけれど重要な水道配管

、戸建てや土地の購入時には水道の配管や埋設状況を確認することが重要であり、中古住宅や土地では水道管の問題が起こりやすいため注意が必要です。埋設管の位置や口径の説明はあっても、老朽化や耐震性についての詳細はほとんど語られません。引込管の口径には複数の種類があり、生活様式に合わせた適切な選択が必要です。特に東京23区では20mm以上の引込管が基準です。水道管の適切な管理と更新は、快適な住環境を保つために不可欠です。

相場の2〜3割安い、不整形地

今回は戸建て住宅の修繕費と不整形地について説明します。「不整形地」とは、旗竿地や形が一言で表現し難い土地を指し、その価値は補正率を用いて計算されます。旗竿地は、間口が狭いなどの理由で周辺相場の2~3割減の価値があるとされます。不整形地の価格算定には、奥行長大補正率や間口狭小補正率などが考慮され、具体的な条件によって価値が変動します。

中古住宅を改修、耐震工事で減税対象に

中古住宅の売却や購入を検討している方に向けて、改修や耐震工事の重要性を説明しています。古い住宅でも、専門機関による建物の劣化調査や耐震診断を受け、適切な改修工事を行うことで、新築同様の状態に復元することが可能です。外観のチェックから室内の細部に至るまで、建築士が家全体の健康診断を実施。また、耐震改修工事を行い耐震基準適合証明書を取得すれば、住宅ローン減税の対象となる場合もあります。

「この物件を買いたい人がいます」はおとり広告?!

今回は、「おとり広告」についてお話しします。これは、実際には売買意思がないにも関わらず、消費者を誘引するために使用される広告手法で、医師など収入が高いと思われる職業を対象にした広告が典型例です。宅建業法により禁止されているこの手法は、消費者を誤解させる可能性があり、違反者は罰則の対象となります。

戸建て住宅の基礎工事 ベタ基礎と布基礎

今回は、住宅基礎の種類である「ベタ基礎」と「布基礎」の違いについて説明します。基礎は住宅の重さを地面に均等に伝え、建物を支える重要な役割を果たします。ベタ基礎は全体に基礎があり、建物の重さを分散し、湿気や害虫から保護しますが、コストが高いです。対して、布基礎はコストが抑えられるものの、沈下に対する抵抗力が劣ります。地盤の状況に応じて、適切な基礎の形状を選ぶことが重要で、地盤調査後に基礎タイプや地盤改良の必要性を判断します。現在は安全性からベタ基礎が主流です。

夫婦の資産、お家の名義は誰にしたら良いの?

今回は、夫婦間のお金の扱いについて解説します。不動産購入を機に、名義の決定や財産分配について夫婦で話し合うことは重要で、これらは生活費の分担、離婚時の財産分与、相続時の問題に大きく影響します。具体的には、生活費は名義に関わらず夫婦で分担し、余剰資金の貯蓄は贈与または財産管理委任契約によって名義が決定されます。離婚や相続の際には、名義だけでなく実質的な所有者が問題となるため、事前に明確な取り決めをすることがトラブルを避ける鍵です。

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