住宅建築の工法を学んでみよう その2

船橋市習志野市を中心に千葉県で新築住宅中古住宅土地を販売買取している「サワキタ不動産」です。
前回に引き続き、注文住宅の工法について、ご説明いたします。今回はSE工法です。

◆SE工法

木造耐震工法のことで、品質が明確にされた構造用集成材を耐久性に優れたSE金物で接合し、RC構造や鉄骨造と同じラーメン構造で住宅をつくる工法です。
住宅の場合は3階建て以上や、比較的大きな面積の建物で用いられることが多いです。

<工期単価>

40坪程度の3階建て住宅の場合、約5~6ヶ月です。
SE工法の坪単価は60~90万円以上が相場です。

<メリット>

  • 構造計算を行うため、確実で優れた耐震性と耐久性がある
  • 耐火性に優れる
  • 環境にやさしい
  • 大空間が作れる
  • 設計の自由度が高い
  • 大きな開口部が作れる
  • 構造体を見せるデザインができる
  • 最初の設計次第でリフォームによる間取り変更が可能
  • 火災保険が比較的安い

<デメリット>

  • 比較的工期がかかる
  • 比較的コストがかかる
  • 工事中の変更への対応が難しい
  • 化学物質の使用量が多い
  • 歴史が浅いので、実績が少ない
  • 工事ができる会社が限られる

■SE工法はこんな人におすすめ

  • 住宅=木造だと決めている
  • 木の温かみが好き
  • 自由なデザインの木造住宅が作りたい
  • 環境に配慮しつつ大規模な住宅が作りたい
  • 木造で耐火建築物を作りたい
  • 防火地域で狭小地のためRC造やS造の建築が困難
  • 予算に余裕がある
  • 将来的な売却を計画している

各工法によってメリット、デメリットがあります。
予算やデザイン、化学物質の使用量の有無などをよく検討して決められた方が良いかと思います。

■木造の耐久性は!?

木は腐ると思っている人もいるかもしれませんが確かに湿気には弱いものの、きちんと対応をすれば木造住宅はとても長持ちします。
世界で最も古い木造建築物は法隆寺の五重塔で築1200年以上の国宝でもあります。
最近は築100年以上の木造の古民家も人気で、カフェやホテルにリノベーションされて注目されているケースもあります。
それだけ木造住宅は本来耐久性があるのです。

■木造は防火性が弱い!?

「木は燃えると言われますが、実は燃え切るのは木材の白木部分(辺材)を使った部分で、木材の中心部である赤太は燃えにくいのです。なぜなら燃えた部分が炭化層となってそれ以上の酸素供給を阻むため、中心部まではなかなか燃え進まないからです」

■木造住宅はシロアリに弱い!?

木造住宅の場合、シロアリによる被害を心配される方も多いでしょうが、結論からいうと今の木造住宅ではさほど心配することはありません。
「かつての木造住宅の基礎は布基礎と呼ばれる、家の下の地面が露わな基礎が一般的でした。しかし最近はベタ基礎という底一面が厚いコンクリートで覆われた基礎が主流です。シロアリは『ガラスと陶器以外は何でも食べる』と言われていますが、厚いコンクリートを食べ続けるのはほぼ不可能です」
また最近は布基礎でも、薄いコンクリート(鉄筋なし)で地面を覆うことが多いようです。

いかがでしょうか。このように木造のデメリットと思われている事も近年の木造住宅は変化しています。注文住宅にはその他の工法もございますが、今回は広告等でよく耳にする工法で書いております。
購入際には自分達でもネット検索をするとたくさん情報が取れますので参考にしてみてください。

サワキタ不動産では、住宅購入についてのご相談も承っております。お気軽にご相談ください。

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