おうちのカラーコーディネート方法

船橋市・習志野市を中心に千葉県で新築住宅・中古住宅・土地を販売・買取している「サワキタ不動産」です。
今回はインテリアの配色についてお話しします。

◆インテリアの配色は色彩計画から


内装の配色の法則を知っておくと「広々とした開放感」、「心地よく感じる部屋」、「適度に落ち着ける部屋」を演出できるのです。
内装色とは床・壁・天井の色のことをいいます。
また、床・壁・天井の色を変えることができない賃貸や変える計画がない場合でも、床の大半を占めるカーペットやラグや床から天井付近までを占めるカーテンの色選びの時に役立つ知識なので知っているとインテリアの配色がまとまりやすくなります。

◆お部屋全体の配色をうまくまとめるために

「ベースカラー」「テーマカラー」「アクセントカラー」の配分を考える色彩計画(カラースキーム)を考えてみましょう。

  • ベースカラー:70%(床・壁・天井・ドアなどで、ホワイトや茶色が一般的)
  • メインカラー:25%(家具・カーテン・ラグ・ソファなどで、床や壁色と合わせるのが一般的)
  • アクセントカラー:5%(クッション・観葉植物・カーテンレール・時計・インテリア雑貨などでインテリアにメリハリを生む色を選ぶのが一般的)

<ベースカラー>

部屋を広く見せる床の配色
床材の色を決める時、なるべく明るく白っぽい色にすると狭い部屋でも広々とした印象になります。白いフローリングはここ数年の流行色です。既存のフローリングの上に載せるだけという床材も開発されています。

高さを感じる配色
天井に近いほど白っぽい色で配色すると、天井が高く見せることができます。床・壁・天井の順に白っぽくしていくと高さを強調できます。部屋の高さが低い場合、そのような配色をすることで印象を変えることができます。逆に天井の色を暗くすると、部屋が低く見えます。

・正方形に近い形に見せる配色
6畳ぐらいのサイズで長方形の部屋では、間口の狭い方(壁の長さが短い方)の2面の壁を暗くすると正方形に近い印象の部屋になります。

<メインカラー>

家具の配色

・暗い床色の部屋に、暗い背の高い家具を置くと、狭く見え圧迫感が出ます。
・収納量を重視して、背が高い家具を置く時は、床色に合わせるのではなく、壁色に合わせるのがポイントです。
・どうしても床色と同じ暗さの家具を置きたい時は、背が低いデザインにして、白の壁を多く見せる工夫をしましょう。
・同じ暗い家具でも、床が見える長い脚がついた家具は、部屋を広く見せる効果があります。

カーテン・ラグ・ソファ

ソファ、カーテン、ラグを白っぽい色でまとめ、白の家具をコーディネートすると、広さと清潔感のある部屋となりますが、単調に見えてしまうのがデメリットがあります。
素材を変えたり模様を加えることで陰影ができ、のっぺりとした印象を取り除くとこができます。

クリーム・アイボリー・ベージュなどの暖色をベースとしたソファ、カーテン、ラグと部屋に溶け込む木の色の家具の組み合わせは、無難な印象でどんな年代にも合う配色になります。

ソファ、カーテン、ラグの色に暗い茶色の木の家具を組み合わせると、インテリアが引き締まり、メリハリの効いた空間が生まれますが
暗い茶色の家具の割合・置く場所・背の高さに注意が必要です。

コーディネートのポイントは、腰より低い位置を意識して、暗い家具を選ぶことです。そうすることで壁面の半分以上に白系統が残るので、圧迫感の無いインテリアになります。

ホワイト・グレー・黒の無彩色でまとめたインテリアは、大人っぽく非日常的な空間を演出できますが有彩色が無いと空間が寂しく冷たい印象になることがあります。クッションやインテリア雑貨でアクセントカラーとなる暖色を少し足すと和らぎます。

<アクセントカラー>

クッション・観葉植物などを使いメインカラーとは別の色味を足してみましょう。季節に応じてクッションやインテリア雑貨で変化をもたせるのも楽しいです。
賃貸のお住まいの方でベースカラー(床・壁・天井・ドア)は変えられない場合は、メインカラー(カーテンやラグ)だけでも印象は変ります。あとはテーマを決めて清潔感なのか重厚感を求めるのかで配色は色彩計画をしっかりすることをお勧め致します。

より具体的に、床の色を基準に考えてみると

床の変更はなかなか変えることができません。部屋のインテリアを考える時、まず、フローリングの色、ドアの色の組み合わせからインテリアを考えると、ちぐはぐ感がなく、まとまったお部屋にすることができます。

◆ダーク系の床の場合

全体的に落ち着いた雰囲気になります。高級感がある一方、ちょっと古臭く感じる場合があります。現在のトレンドからはやや外れていますが、インテリアのカラーを組み合わせることで印象をガラッと変えることができます。

■ダーク色のフローリング+ダーク色のドア

クラシックなインテリアや、バリやシノワズリと言ったエスニックやアジアンなスタイルが似合う部屋になります。しっとりと落ち着いた雰囲気にしたい方にお勧めのコーディネートです。

■ダーク色のフローリング+白色のドア

シックモダンのインテリアになります。
床の色を際立たせるよう、メリハリを効かせるのが上手にまとめるコツです。
その際は巾木を白くしておく方が良いです。

■ダーク色のフローリング+中間色のドア

落ち着ついた味わいのあるお部屋になります。
和風と相性がいいので、和室と隣りあうリビングの床にもお勧めです。
ただし、茶色と言っても赤系、黄系と様々な色味がありますので、雑多な雰囲気にならないよう、色選びの際にはドアと家具のカラーイメージを合わせておく方が良いです。

◆ライト系の床の場合

ライト色のフローリングを選んでリフォームすれば、ナチュラルで明るい雰囲気の部屋になります。
淡い色の床のメリットはホコリや傷が目立ちにくいことです。こまめなお掃除が難しい場合や、ペットや小さなお子さんがいるご家庭にオススメです。

■ライト色のフローリング+ライト色のドア

ナチュラルテイストのインテリアが作れます。大人気の北欧スタイルへのアレンジもとっても簡単できます。
どんな家具にも合わせやすいので、人気のカラーコーディネートのようです。

■ライト色のフローリング+白色のドア

家具や照明の選び方によって、クラシックにもモダンにも変わります。また、淡い色は木目の強さでイメージが大きく変わります。
個性的なインテリア作りがしたい時は、木目にこだわってみてはいかがでしょうか。

■ライト色のフローリング+ダーク色のドア

シャープでモダンなインテリアが作れます。床が明るいので、ダークな色の家具を置いても部屋が暗くなることがありません。
男性的なインテリアを作りたい方にお勧めの組み合わせです。

◆中間色系の床の場合

中間色のフローリング材は無難なイメージがあります。しかし実はコーディネートが難しい色です。
微妙に色味が違う中間色が、1部屋の中にたくさんあると雑多な雰囲気になってしまいます。
床の色と、家具やドアの色をしっかりコーディネートしましょう。

■中間色のフローリング+中間色のドア

床、ドア、家具の色味を揃えると、部屋にまとまりが出ます。

文字だけでお伝えするのは、なかなか難しいですね。ご家族皆さんが落ち着いて過ごせる空間になるように、写真やイラストなどを利用してその部屋に合う組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか。
インターネットや建築雑誌、モデルルームの写真などをご覧になるとイメージが湧いてくると思います。


お住まいづくりの参考にして頂ければ幸いです。物件ご購入やリフォームをお考えの場合は、お気軽にサワキタ不動産までご相談ください。

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